見出し画像

梅雨とむくみ

みなさんこんにちは、管理栄養士のちゃこです。

雨が続く梅雨の時期になりましたね。ダイエットの調子はいかがでしょうか?じとじとと雨が続く梅雨の時期は、気分が落ち込みやすくダイエットの調子が停滞する方が多くなります。特にこの時期起こりがちなトラブルの一つが、ダイエットの天敵である「むくみ」。実はこのむくみを引き起こす原因こそ、梅雨の時期のダイエット停滞の原因かもしれません。


「むくみ」は顔や手足、お腹など、色々なところに現れます。むくみの原因は様々ですが、特に梅雨時のむくみは湿度の高い日々が続き、「水分代謝」が乱れて余分な水分が停滞することでむくみやすくなります。

水分代謝とは?

水分代謝とは、体内での水分の吸収・排出のリズムのこと。正常な水分代謝は、体内の水分バランスを維持し、老廃物を排出する役割を果たします。しかし、梅雨の時期には湿気が多く、体内の水分代謝が乱れやすくなるのです。

湿気が多いと水分代謝が乱れる理由

わたしたちは汗をかくことで体温の調節をしていますが、湿気が多い環境では汗をかきにくくなります。その結果、体内の老廃物や余分な水分が排出されずに滞留しやすくなるのです(=水分代謝が乱れる)。さらに、湿気によって血液やリンパ液の循環が悪化し、むくみが引き起こされます。

水分代謝を整えてむくみにくくする食事のポイント

  • 水分補給をこまめに行う

    • 水分代謝を促進するためにはこまめな水分補給が重要ですが、湿度が高く汗をかきにくいと、水分補給が少なくなりがち。特に梅雨の時期は意識的に水分補給を行いましょう。

  • 食物繊維を豊富に摂取する

    • 食物繊維は腸内の老廃物を排出し、水分代謝をサポートします。

    • 例:野菜(ほうれん草、キャベツ)、果物(リンゴ、イチゴ)、穀物(オートミール、玄米)など。

  • ビタミンB群を摂取する

    • ビタミンB群はエネルギー代謝を促進し、水分代謝を正常に保ちます。

    • 例:レバー、鶏肉、卵、ナッツ類など。

  • カリウムを摂取する

    • カリウムは体内の水分バランスを調整し、むくみを改善します。

    • 例:バナナ、ヨーグルト、アボカド、ほうれん草など。

また食事以外にも、入浴・適度な運動・睡眠も大切です。

  • 入浴:体が温まり血流が良くなるだけでなく、水圧作用で得られる効果がむくみ緩和に期待できます。ミネラル入りの入浴剤を使うこともおすすめです。

  • 適度な運動:1駅分歩いてみたり、エスカレーターではなく階段を使ってみるなど、こまめに体を動かすことは血行を良くしてくれます。日々の中で取り入れやすい運動を意識してみてください。

  • 睡眠:睡眠不足は血行不良の原因になります。湿度が高いと眠りにくくなる方も多いかと思いますが、除湿などをしてしっかりと睡眠を取れる環境を整えてむくみにくい体づくりをしていきましょう。


今週のお弁当


ケトジェニックダイエットのためのローストビーフ弁当

先日から実験も兼ねてケトジェニックダイエットをしています。簡単に言うと食事をコントロールして脂肪を燃やしやすい身体にするダイエットです。
私はむくみやすい体質なのですが、ケトジェニックをすると体内の水分が抜けやすくなるため頑固なむくみがスルッと解消されて少し驚いています。こちらの結果についてはまたいつかご報告します。