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【レシピ】 母直伝、暑い夏を乗り切る冷や汁 / 夏バテとダイエット

みなさんこんにちは、管理栄養士のちゃこです。
少し外に出るだけで体力を奪われる暑さが続いていますね・・・。

暑さでなんだかやる気が削がれることもあるかと思いますが、肌が見えるこの時期はダイエットを頑張りたいと思う人も多いはず。「夏バテで体重が減った!」なんて方も多いかと思いますが、ダイエットを意識している人こそ、夏バテにならないようにすることが大切なんです。

夏バテとダイエットの関係性

夏になると猛暑の影響で食欲が減退し、夏バテになる人が増えます。これにより一時的に体重が減少することがありますが、ダイエットをしている人は注意が必要。なぜなら、夏バテによる一時的な体重減少は、健康的な減量とは異なり、体内の栄養バランスが崩れ、筋肉量が減ることで基礎代謝が低下し、結果的に太りやすい体になってしまうからです。

夏バテにおすすめの栄養

夏バテを予防しながら健康的にダイエットを進めるためには、栄養を意識していくことが大切になります。私がおすすめしたい栄養素はこちらの3つです。

  • たんぱく質:筋肉を維持し、基礎代謝を高めるために必要。鶏肉、魚、大豆製品、卵など。

  • ビタミンB群:エネルギー代謝を促進し、疲労回復を助ける。豚肉、レバー、納豆、玄米など。

  • ミネラル:特にナトリウム、カリウム、マグネシウムは、汗で失われやすく、体内の水分バランスを保つために重要。海藻、野菜、果物、ナッツ類に豊富。


夏バテとダイエットにおすすめな冷や汁レシピ

でも夏は食欲もないし、何を食べればいいの?と思った方に、ぜひ作って欲しいレシピがあります。それは、私の出身地である宮崎の郷土料理「冷や汁」。私が尊敬している母から受け継いだレシピを少しアレンジしたもので、夏バテ予防にも効果的です。低カロリーでありながら栄養価が高く、魚と出汁の旨み、胡麻と薬味の風味にそそられて、食欲がない時でもさっぱりと食べられるので、まさに夏のダイエットにおすすめのレシピです。

◾️材料(2人分)

アジの干物:2尾
きゅうり:1本
豆腐:1/2丁
味噌:大さじ3〜
出汁:500ml(私は出汁パックで出汁をとります)
生姜:お好みの量
大葉:5枚(みょうがなどもおすすめ)
白ごま:大さじ2
ご飯:適量(冷やしておく)

◾️作り方

1.出汁の準備

私は1の工程を、昼夜で食べる場合は朝のうちに、朝食べたい時は夜のうちに仕込んでおきます。そうすることで豆腐まで味がしみこみ、美味しさが増します。

(1)出汁を取り、温かいうちに手で食べやすい大きさに崩した豆腐を入れ、火を止めたら味噌を溶く。
(2)すった胡麻とおろした生姜を入れる。
(ここで味見をしてしっかり味がついていたら◯。豆腐に味がしみるのでこの段階で味が薄いと仕上がりの味がぼやけます。薄い場合は味噌を足して調整してください。)
(3)冷蔵庫でよく冷やしておく。

2.食べる直前の準備

ここからは食べる直前に作り始めます。

(1)きゅうりを輪切りにして、塩(分量外)で塩揉みをし、水気を切る。
(きゅうりも水気を切った後に味見をししっかり味がついていたら◯)
(2)アジは両面焼いて、骨を取って身をほぐしておく。
(3)大葉やみょうがなどのお好みの薬味を切り準備しておく。

5.盛り付け

(4)器に冷やしたご飯をもり、出汁をかける。
お好みで大葉やごまを振りかけて完成!
さらっと食べられておいしい♡

私は夏の暑さに負けないために、8月1日から『健康ダイエット月間』と題して、食生活と生活習慣を整える意識をしています。今のところ夏バテはなく、ほとんど毎日ハツラツと過ごしながら、少しずつダイエットができています。冷や汁はそんな毎日の中でよく食べる料理です。みなさんもぜひ作ってみてください♩

夏の暑さとうまく付き合いながら、無理はしすぎず少しずつダイエットしていきましょう。